今日の行き先
訪問日:2026年6月23日(火)
場所:北欧の風 道の駅とうべつ
天候:小雨
移動手段:BMW 320d
カメラ:Sony α7 V / FE 24-70mm F2.8 GM II
今日向かったのは、北欧の風 道の駅とうべつ。
札幌から、それほど遠い場所ではない。大きな旅と呼ぶには、少し近すぎるかもしれない。
けれど、今の自分には、その近さがちょうどよかった。
遠くへ行くことだけが旅ではない。体調を確かめながら、行ける場所まで行く。今は、それで十分だと思っている。
札幌を出て、当別へ向かう
札幌を出て、当別へ向かう。
市街地の景色が少しずつ薄くなっていく。建物の間隔が広がり、信号の数も少なくなる。やがて、畑と空の割合が増えてくる。
北海道の道は、あるところから急に表情を変える。さっきまで生活の中にいたはずなのに、気がつくと旅の入口に立っている。当別へ向かう道には、その感じがある。
今日は車で来た
バイクで走りたい気持ちはある。せっかく手に入れたフォーティーエイトで、北海道の道を走りたいという思いもある。でも、今はまだ無理をしなくていい。
病気をして、手術をして、体の感覚が以前とは少し変わった。遠くへ行けるかどうかよりも、まずは無事に帰ってこられるかどうかを考えるようになった。
車で当別まで行くことは、今の自分にとってちょうどいい旅だった。
北欧の風 道の駅とうべつに到着

三角屋根の建物が、空の下に立っていた。

派手ではない。けれど、北海道の道の駅としては少し洒落た雰囲気がある。名前に「北欧の風」とあるように、ここには少しだけ異国の匂いがある。
中に入ると、木の梁が目に入った。高い天井。大きな窓。白いテーブル。少し明るい色の椅子。

道の駅というより、どこか北欧の公共施設のような空気があった。
道の駅は、不思議な場所だ。誰かにとっては休憩場所で、誰かにとっては目的地になる。そして自分にとっては、外の世界へ戻るための小さな目印のような場所になっている。
館内にあった北欧の気配
館内には、IKEAの展示もあった。

当別にはスウェーデンヒルズがある。だからなのか、「北欧」という言葉が、ただの飾りではなく、この町の空気の中に少し混ざっているように感じた。道の駅の中にIKEAがある。でも、当別ではそれがどこか自然に見えた。
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今日の一枚

カメラを持って、外へ出た。
建物の裏手に回ると、芝生の向こうに広い空があった。晴れてはいない。むしろ、雲は低く、重たかった。けれど、その空の下に広がる景色が、妙に当別らしく見えた。
札幌の隣町。車で少し走れば着く距離。それでも、そこにはちゃんと別の空がある。
写真を撮るようになってから、以前なら通り過ぎていた景色に目が止まるようになった。建物の形。濡れたタイル。遠くに並ぶ電線。低い雲。特別な景色ではない。
けれど、あとから見返したときに、その日の空気を思い出せる気がする。写真は、上手く撮るためだけのものではないのかもしれない。その日に自分が何を見ていたのか。どんな気持ちで、そこに立っていたのか。それを、あとから確かめるためのものでもある。
今日の一枚には、当別の空気が少し写っている気がした。
道の駅の向こう側
帰り道、当別の低い空を見ながら思った。
札幌の隣町まで車を走らせただけ。距離だけで言えば、たいした旅ではない。でも、今の自分にとっては、これも確かに旅だった。
以前なら、もっと遠くへ行かないと意味がないと思っていたかもしれない。でも今は少し違う。
近い場所でもいい。短い時間でもいい。少し外へ出て、空を見て、写真を撮って、無事に帰ってくる。それだけで、戻ってきた感覚がある。
少しずつ、行ける場所を増やしていく。その先に、バイクで走る日もある。
エンジンをかける。バックミラーの中で、道の駅が少しずつ小さくなる。今日の景色をひとつ持ち帰る。
道は、まだ北へ続いている。
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道の駅の向こう側 #3|当別湖、六月の青