今日の行き先
訪問日:2026年6月24日(水)
場所:当別町
天候:晴れ
移動手段:Harley-Davidson Forty-Eight
カメラ:Sony α7 V / FE 24-70mm F2.8 GM II
今日向かったのは、当別ふくろう湖と当別ダム。
前回、車で「北欧の風 道の駅とうべつ」まで行った。今日は、その少し先へ行ってみることにした。
道の駅の向こう側。
連載のタイトルにしておきながら、まだ自分自身が、その言葉の意味を探しているようなところがある。本当に見たいものは、道の駅の先にあるのかもしれない。
今日はバイクで行った。

道の駅の先へ
札幌を出て、当別へ向かう。
前回と同じ方向へ走っているはずなのに、今日は少し気分が違った。車ではなく、バイクだったからだと思う。
エンジンの振動が体に伝わる。風が腕に当たる。路面の継ぎ目が、体に小さく響く。
バイクだと、同じ道が少しだけ濃く感じる。
前回立ち寄った道の駅とうべつを過ぎる。道の駅の前で旅が終わるのではなく、そこからもう少し奥へ進む。それだけのことなのに、少しだけ新しいページをめくるような気がした。
当別ふくろう湖に到着
六月の青は、思っていたよりも鮮やかだった。空の青も、湖の青も、まだ夏になりきる前の色をしていた。湖の向こうに、深い緑の山が広がっていた。

前回の当別は、低い空の下にあった。今日はまったく違う顔をしている。同じ場所なのに、空が変わるだけで、こんなにも印象が変わる。曇りの日には曇りの日の静けさがあり、晴れた日には晴れた日の広がりがある。
湖面には、風の跡が細かく走っていた。水は静かに見えるが、完全に止まっているわけではない。近づけば、ちゃんと動いている。
止まっているように見える時期がある。でも、体の中では何かが少しずつ動いている。湖を見ながら、そんなことを思った。

湖へ続く橋
橋の上に立った。
ガードレールが、遠くまで続いていた。道はゆるく曲がりながら、山の緑の中へ吸い込まれていく。
若い頃なら、もっと単純だった。ただ走りたい。それだけでよかった。
でも今は、少し違う。行けるかどうかを考える。帰ってこられるかどうかを考える。
それでも、橋の先に道が続いていると、行ってみたいと思う。その気持ちがまだ残っていることに、少し安心した。

当別ダム
ふくろう湖の先に、当別ダムがあった。
山の緑の中に、コンクリートの大きな構造物が横たわっている。ダムは静かだった。大きいものは、音を立てなくても存在感がある。
バイクを停めた。黒い車体の向こうに、ダムの堤体が見えた。
フォーティーエイトは、こういう場所に置くと少し似合う。無骨で、少し影がある。コンクリートの壁と並ぶと、妙に収まりがよかった。

ダムの下には、水が流れていた。黄色い花が咲いていた。巨大なコンクリートのそばに、小さな花がある。旅先で目に残るのは、そういう組み合わせなのかもしれない。

今日の一枚
今日の一枚は、橋の上の道にした。
左に湖があり、前には山がある。ガードレールが奥へ伸び、道がその先へ続いている。
まさに、道の駅の向こう側だった。
目的地に着いた写真よりも、向かっている途中の写真の方が、その日の気分をよく表していることがある。今日は、そういう日だった。
道の駅の向こう側
帰り道、少しだけ体に疲れを感じた。不安になるような疲れではなかった。走ったあとの疲れだった。
前回は車で、道の駅とうべつまで。今回はバイクで、その先の当別湖と当別ダムまで。
大きな前進ではないかもしれない。でも、自分にとっては十分だった。行ける場所が、少しずつ増えていく。それでいい。今日見た景色が、少しずつ自分の中に積み重なっていく。
エンジンをかける。バックミラーの中で、湖とダムが少しずつ小さくなる。今日の景色をひとつ持ち帰る。
道は、まだ北へ続いている。
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