訪問日:2026年8月15日
天候:曇り
場所:道の駅マオイの丘公園(長沼町)/由仁神社(由仁町)
移動手段:BMW 320d G20
Camera:Sony α7 V
Lens:FE 24-70mm F2.8 GM II
8時半頃、家を出た。風は比較的強く、気温は26度前後。空一面に雲が広がっていたが、暑さはそれほど感じない朝だった。フロントウインドウに、ときどき小さな水滴がつく。それでも空を見る限り、本降りにはならなさそうだ。
道の駅マオイの丘公園へは、下道で向かった。高速道路を使うと、かえって遠回りになる。厚別を抜け、国道274号に入ると車の量が増えてきた。お盆の最中だから、当然なのだろう。急ぐ理由もない。流れに合わせてBMWを走らせた。
9時半頃、道の駅マオイの丘公園に着いた。駐車場は、すでにほぼ満車。空いている場所を探しながら奥へ進む。道路からは施設の全体像が見えにくい。敷地の中へ入って初めて、建物や広場がまとまって姿を現した。
車を降りると、あちこちからマフラーの音が聞こえてくる。エンジン音で気筒数を数えてしまう癖は、今も抜けない。開けた広場の向こうに長い直売所が見えた。

左側の店から、順番に覗いていく。店員はみな忙しそうだった。トウモロコシ、枝豆、トマト、ピーマン。夏の野菜が、箱やコンテナいっぱいに並んでいる。
端の方には、キッチンカーが二台停まっていた。夏だから、冷たいものでも売っているのだろう。そう思ったが、特に食指は動かなかった。
そういえば、先日カルディでGABANのカレー粉を買ったばかりだった。ちょうどいい。旬の野菜を買って、スープカレーを作ってもらおう。そう決めて、トマト、茄子、ズッキーニ、ピーマンを選んだ。

道の駅の中でスタンプを押し、エレベーターで4階へ上がった。
屋上へ出ると、真ん中にガラスのピラミッドのような建造物がそびえている。ここへ向かう途中、遠くから見えていたのはこれだった。

展望台には、誰もいなかった。周囲を360度見渡すことができ、ところどころにスコープが設置されている。
こういうものを見ると、子どもの頃を思い出す。展望台にある有料の望遠鏡が好きで、親に小銭をせがんでは、時間いっぱいまで覗いていた。
眼下には、「道の駅マオイの丘公園」と書かれた大きな看板。その向こうには、長沼の畑が広がっていた。

せっかくだから、この景色を一枚残しておこうと思った。けれど、カメラを向けてみると、どこを切り取ればいいのか迷う。広い。どこまでも畑が続いていて、どこを見ても似たような景色に見える。
しばらく眺めていると、遠くの牧場に馬がいた。
これにしよう。
少しだけ望遠側へ寄せて、シャッターを切った。

1階まで降りると、ちょうどピラミッドの内側を見上げられる場所があった。
外から見るより、こちらの方が面白い。黒いレンガの曲面に囲まれ、その中央で白い骨組みとガラスが幾何学的に重なっている。
さっきまで展望台としてしか見ていなかった建物が、急に別のものに見えた。

マオイの丘を出て、由仁町へ向かう。目的地は、由仁神社。
出先で神社に立ち寄ることが、最近増えた。若い頃なら、わざわざ目的地に選ぶことはなかったと思う。年齢のせいなのか。それとも、少し立ち止まる時間が欲しくなったのか。自分でも、よく分からない。
移動の途中、由仁町のとある界隈に、有名な川があることを思い出した。時間があれば、帰りにでも寄ってみようと思う。
ナビには、車で30分ほどと表示されていた。到着して最初に目に入ったのは、境内へ続く長い石段だった。

見上げる。
なかなかある。
いろいろあって、今は継続して身体を動かした方がいい身だ。下半身のトレーニングだと思えば、これくらいはどうってことはない。そう自分に言い聞かせ、一段ずつ上がっていく。
石段を上りきると、木々の奥に社殿が見えた。

見た瞬間、少しホッとした。派手ではない。大きく何かを主張するでもなく、緑の中にひっそりと建っている。
手水舎に立ち寄ると、水は流れていなかった。すっかり枯れている。少し残念に思いながら、そのまま境内を進んだ。
境内を歩いていると、木々の間に馬の銅像があった。

なぜ馬なのだろう。何か由来があるのかもしれないが、その場では分からなかった。
枝の間から顔を出すように見えた馬が妙に気になり、しばらく眺めてから一枚撮った。
近くには、おみくじを結ぶ紐があった。

どこの神社でも見かける光景だ。自分がおみくじを引くのは、ほとんど年始の初詣だけ。今年は何だっただろう。もう思い出せない。それでも、不思議と「ひどい結果だった」という記憶はこれまで一度もない。
鈴を鳴らし、参拝した。拝殿の奥から、何かを読み上げる声がかすかに聞こえていた。境内を出る前に、一度だけ参道を振り返る。

石畳が、木々の間をまっすぐ下へ伸びていた。そういえば、御朱印を集めている人も多い。来年か再来年にでも、始めてみようか。そんなことを考えながら石段を下り、BMWに戻った。
ドアを開けると、車内には朝の涼しさなど残っていなかった。窓を開けて熱気を逃がす。エンジンをかけ、由仁神社をあとにした。
道は、まだ北へ続いている。